不祝儀袋の「御霊前」と「御仏前」の違いは?

不祝儀袋(香典袋)の「御霊前」と「御仏前」の違いは、亡くなってからの時期や宗派の考え方によって使い分けられます。主な違いは以下の通りです。

1. 「御霊前」を使う場合

  • 亡くなってから「四十九日法要まで」(仏教の場合)
  • 仏教では、四十九日(忌明け)までは故人の魂が「霊」として存在すると考えられます。
  • この期間中は、どの宗派でも「御霊前」が使えます。
  • 神道・キリスト教など仏教以外の宗教
  • 神道では「御霊前」または「御玉串料」、キリスト教では「御花料」などを使います。

2. 「御仏前」を使う場合

  • 四十九日(忌明け)以降(仏教の場合)
  • 四十九日を過ぎると、故人は「成仏(仏の弟子となる)」したと考え、「御仏前」を使います。
  • ただし、浄土真宗では「亡くなった瞬間に成仏する」と考えるため、初日から「御仏前」を使います。

宗派による違いのまとめ

宗派四十九日まで四十九日以降
一般的な仏教(天台宗、真言宗、禅宗など)御霊前御仏前
浄土真宗御仏前(最初から成仏しているため)御仏前
神道御霊前・御玉串料御霊前・御玉串料
キリスト教御花料・御ミサ料御花料・御ミサ料

その他の注意点

  • 香典袋の表書きは薄墨(涙で墨が薄まったという意味)で書くのがマナーです。
  • 中袋には金額(「金伍萬円」など)と住所・氏名を記入します。
  • 不祝儀袋の水引は「黒白」または「双銀」、結び切り(二度と繰り返さない意味)を使います。

迷った場合は「御霊前」を選べば無難ですが、浄土真宗の場合は「御仏前」が正解です。
また、最近は「御香典」と書かれた市販の不祝儀袋も増えていますが、こちらも四十九日まで使えます。

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